リッコ式宿便メソッドとは
リッコ式宿便メソッドとは、腸内の宿便やバイオフィルム、寄生虫等を数ヶ月かけて排泄し、腸内環境の向上を目的とする体質改善方法です。
４つの自然療法を組合せて宿便を排泄し、同時に体質改善にも取り組んでいきます。
- 特性宿便ドリンク
- バイオフィルムの分解
- 腸内洗浄
- 食事療法
これまでに色々な方法を私自身の体で研究し、便を観察しては割り箸で選別して宿便を拾い上げ、写真を撮って記録に残してきました。
そうしてリッコ式宿便メソッドを確立し、2018年からはお客様たちにもお伝えして、みなさんの宿便からも様々な腸内環境の現実を目の当たりにしてきました。
大量の宿便を数カ月かけてご自身で排泄していくのは大変なことですが、私と二人三脚で取組み、これまでに70名の方のサポートをさせていただきました。
成人の腸内の現状
私たちの腸内には想像を超えるほど多くの老廃物が溜まり続けています。
私はこれらの排泄物を４つに分類しています。
- バイオフィルム
- ヘドロ便
- 宿便
- 寄生虫
バイオフィルム
リッコ式宿便メソッドで排泄される腸内の排泄物を観察すると、私たちの腸壁はキッチンの排水溝を放置した時のぬるぬるの汚れの膜に覆われた状態と、似た状況下にあることがわかります。
私たち成人の腸壁にもびっしりと覆う汚れの膜があり、私はバイオフィルムと呼んでいます。
バイオフィルムの分解・排泄に取組むと、この汚れの膜がぶつ切りになり、輪っか状で排泄されることも珍しくありません。
ヘドロ便
そしてバイオフィルムの上には、強烈な悪臭を放つヘドロ便が大量に蓄積されています。
このヘドロ便はかなり毒性が強いので、腸壁から剥がれ落ちて腸内を移動する時に体調を崩すこともあり、注意が必要です。
宿便
宿便は大きさや長さも実に様々です。
大腸と小腸の両方から宿便は排泄されるので、それぞれの器官の形状や内径の違いからも、個性豊かな宿便の形状になるのでしょう。
腸の形をした長く大きな宿便
腸の収縮した形状(ドーナツのポンデリングに似た物)のままに固まった、30センチ前後の長くて迫力のある宿便です。
この収縮した形状は大腸の特徴であることから、大腸に滞留していた宿便だと判断しています。
小さな宿便
10センチ程度の細長く小さな宿便や、空豆や大豆のようなコロコロとした宿便も無数に排泄されます。
これらの宿便は、バイオフィルムが付着した状態で排泄される物も多いのです。
さらに、バイオフィルムの分解・排泄に取組むと、より多くの宿便が排泄されます。
このことからも、宿便はバイオフィルムに癒着し滞留していることが推測されます。
寄生虫
そして、最も驚かれるのは寄生虫の存在です。
腸内の大掃除に取組むと、寄生虫が住み家を失って一緒に排泄されてくることもよくあります。
私がこれまでに見た寄生虫の中で最も印象的なものは、お客様の腸内から排泄された最大で70センチの寄生虫です。サナダムシに分類されるものでしょう。
私の経験上、寄生虫専用の排泄プログラムよりも、宿便の排泄に取組む方がより多くの寄生虫を排泄出来ると考えています。
腸内の寄生虫対策には、住み家ごとごっそり排泄するのがおすすめです。
リッコ式宿便メソッドの特徴
自宅で特性ドリンクを飲むこと
リッコ式宿便メソッドでは、３種類のオーガニックな材料とお水で特性ドリンクを作り、それを１日に２、３回飲むことで、数日目から宿便が排泄され始めます。
これを数ヶ月かけて宿便を排泄していきます。
体質改善サロンriccoでは、厳選されたケア用品をご自身で買い揃えていただき、お客様がご自宅で自立自助で体質改善に取組んでいけるよう、講座でノウハウをお伝えしています。
断食をする必要がないこと
リッコ式宿便メソッドでは、断食をする必要がありません。
ご自宅で１分で作れる特性ドリンクを飲むことで、これが腸壁に癒着している宿便を剥がしとる役割を果たします。
さらに食事を摂ることでこの宿便を押し出す役割が加わり、よりスムーズに排泄されやすくなるのです。
ですからリッコ式宿便メソッドでは断食をする必要はなく、むしろ積極的に良質な食事を摂ることが大切なポイントになります。
空腹時に特性ドリンクを飲んでいただき、その後に食物繊維を多く含む食事（玄米ご飯、野菜、海藻、発酵食品、旬の果物等）を摂っていただくことをおすすめしています。
大腸だけではなく小腸の宿便も排泄出来ること
宿便とは大腸にだけ存在するものではありません。その手前に繋がっている小腸にも宿便があります。
リッコ式宿便メソッドでは特性ドリンクを飲むことで腸壁に癒着した宿便を剝がし取りますが、口から肛門まで、つまり消化管全体（食道、胃、十二指腸、小腸、大腸）にこのドリンクが作用します。
そして小腸の宿便を排泄すると、これまでより食生活の影響を受けやすくなるので注意が必要です。
この影響で、例えば酸化した油を摂取すると胸焼けを起こしやすくなったりもしますので、多くの方はこれまでよりさらに、良質な食事を好まれるようになります。
これは、小腸が本来の機能を取り戻し、食事の吸収率がアップすることによる影響だと私は考えています。
バイオフィルムの分解について注意点
バイオフィルムの分解・排泄も希望される方には、宿便ドリンクに追加して、別のプログラムをご紹介します。
ただし、長年蓄積されたバイオフィルムを剥がすことは、食生活が既に整っているお客様だけに限定させていただきます。
特に小腸のバイオフィルムを剥がすと、上記のように食事の吸収率が向上し、食生活が乱れている方は体重の急な増加にも繋がりますので実践出来ません。
食生活が整っていれば、リッコ式宿便メソッドの実践で体重が減少する方が多く、１ヶ月間の講座中に４キロ体重が落ちた方もいらっしゃいます。
ご希望のお客様は受講時にご相談ください。
好転反応が起きること
リッコ式宿便メソッドは、取組む過程で好転反応が起きることも特徴的です。
好転反応とは、体が良い方へ転じて好転していく時に、一時的に体調や症状が悪化する反応のことです。
薬の副作用と自然療法の好転反応は全く異なるものであり、好転反応に副作用はありません。
好転反応は、怠惰感や強い眠気から始まり、その後は体質改善の進行段階に応じて少しずつ表れる反応も変化していきます。
最終的には全ての好転反応が終了し、新生作用という状態に辿り着きます。
好転反応はすべての人に起きるわけではありませんが、浄化作用が強い自然療法ほど好転反応が強く出ることと、体内毒素が多い方にも好転反応が強く出る傾向があります。
リーキーガットと好転反応
さらに、リーキーガット（腸漏れ）の特徴をお持ちの方は、好転反応が強く出る傾向があります。
例えば、アトピー性皮膚炎の症状がある方は、皮膚の痒みや湿疹として好転反応が一時的に強く出ます。
これは、アトピー性皮膚炎の原因のひとつが、リーキーガット（腸漏れ）であることを表していると私は考えています。
腸漏れとは、腸の粘膜上皮細胞の結合部分（タイトジャンクション）が緩んで小さな隙間ができ、腸から体内へと有害な細菌や毒素、未消化の食物が漏れ出す状態で、様々な病気の原因となります。
小腸のお話でも触れましたが、リッコ式宿便メソッドに取組むことで、食べ物の影響を強く受けやすくなるのですが、アトピー性皮膚炎の方が合わない食べ物を摂った場合にもその反応は強くなります。
これは、食べた物が腸壁から漏れ出して血液中に流れ出すと、肝臓で処理仕切れない分が毒素となって皮膚から排泄され、湿疹として反応が出てしまうことから起こると考えられます。
小腸の食事の吸収率が上がることに伴い、この反応もより強く出るのです。ですからこのような場合は、リーキーガット（腸漏れ）の方に向けた特別な食事療法もお伝えしています。
リッコ式宿便メソッドは、腸内環境を大きく好転させることが出来るかなり浄化作用が強い自然療法だからこそ、このような好転反応が起きるのです。
皆さんが好転反応を乗り越えられるよう、またご自身で判断しながら体質改善に取組んでいけるよう、１ヶ月間かけて私が二人三脚で皆さんを自立へと導くサポートをさせていただきます。
心にも作用すること
私が実践する自然療法の中でも、リッコ式宿便メソッドは 体の変化はもちろんですが、同時に心への作用も最も強くなる療法です。
世の中に宿便の出し方はいろいろありますが、例えば病院で大腸の内視鏡検査をすると、薬剤を飲んで数時間で腸内をきれいにすることも出来ます。
一方でリッコ式宿便メソッドは、数カ月かけて消化管全体（食道・胃・十二指腸・小腸・大腸）の老廃物や宿便を排泄していきます。
この数ヶ月間、毎日毎日ご自身の便を観察し、まるで宝探しのように腸内から出てくる宿便をわくわくしながら探していただくのです。
あなたは、何十年も腸内に溜め込んだ大量の宿便と毎日向き合えますか？
こんな状態になるまで自分を放置してきたことにへこむ日もあります。
またこれほどの大量の宿便を手放して心身が軽くなり、自分自身を大切に出来ていることに喜びが込み上げてくるような日もあります。
体質改善を通して表面化するのは、ご自身への向き合い方や生き方の癖です。
自分を認めることが出来ない方、常に頑張り続けてしまう方等、それぞれに抱えた生き辛さを自覚され、幼少期の経験や両親との関係性に原因があることに気付かれる方もいらっしゃいます。
こうして体質改善を通して心にも深く向き合う時間にもなるのです。
このように心の大きな波を乗り越えて、自分に向き合い続けることが出来る人、そのような方にはリッコ式宿便メソッドは適しています。